感想&突発小話

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詐りか仮初め 【前篇】

 リクエスト;仁王×菊丸
一応説明は入れてますが
ペアプリ、特に4巻と5巻あたりの対談ネタ。


終わらなかった…半端なところで切れてます。


+++++++++++++++++++++++++++++++++






中学生が高校日本代表候補の合宿に参加すると言うことで
中学生テニスには並々ならぬ関心を持っている
月刊プロテニスの記者・井上と芝は
宿舎に取材に訪れ責任者に許可を貰って
合宿初日に二人一組で取り敢えず五組分
インタビューを決行することにした。

井上は夕食前の食堂を借り三組を担当した。
最後の組み合わせである幸村と越前の対談が終わった頃には
会場としていた食堂には
夕食までまだ時間があるというのに人、特に中学生逹が増えていた。

菊丸の扮装をしていた仁王は
変装を解くため人目がない場所に移動しようと流れに逆行し
菊丸はそれに気づいて後ろ姿を追う。

「仁王!」 
背中に呼び掛けるとゆっくりと振り返った。
「……仁王はお前だろー」
「まだそんな事…」
むうっと頬を膨らませる菊丸に、
変装した姿のままの仁王は
およそ本物の菊丸は浮かばせないであろう冷たい眼差しを向ける。

軽く腕を引き、
人気がなく死角になるような場所に連れ込んで
「何の用じゃ。」
と低く尋ねる。
もう必要ないだろうと乱暴にかつらを取って仁王の姿に戻り
菊丸はほっと安心した。
これで大分話しやすくなった。

「何で俺に化けたのさ?」
駆け引きもなにもない直球の質問に、仁王は
「さての」
無表情ではぐらかした。 
どこまでもすげない態度に
菊丸はふう、と溜め息を吐くと、
少し落ち込んだような表情をした。

「俺と一緒にインタビューなんか受けたくなかったのかも知れないけどさ」
「…そうじゃのう」
仁王はそう呟いた後は黙り込み
菊丸をじっと見つめる。
値踏みするように。

「……なんだよ」
間が持たず、
いたたまれない気持ちを払拭するように
菊丸は乱暴な口調になる。

「少し、確かめさせて貰おうかと思ってな」
「?何を?
……っ?!」

仁王はおもむろに間合いを詰め
意図が読めず逃げ損ねた菊丸の不意をつくように唇を重ねた。

のみならず、
舌まで絡めれ、
長く、深く貪られて
菊丸は呼吸の仕方を忘れそうになり
「っふぅ…っ」
甘い吐息を漏らしてしまった自分に驚いた。

菊丸を解放した仁王は、
足元が覚束なくなっている事に気が付いて
さりげなく支えてやりながら

「味の感想は?」
と訊いた。
「あ、味なんかわかるかっ!」
「なんじゃ、まだ味覚は戻っとらんのか」

仁王の口の中は嫌な味で満たされていた。
成り行きで飲むはめになったイワシ水が尾を引いていて
なかなか消えずにいる。

味を薄めるため、
難を逃れたらしき菊丸にも味わせてやろうと思った目論見は
不発に終わったようだ。

ぺろり、と舌を出し唇を舐めた仁王に、
菊丸は真っ赤になって抗議しようと口を開くが
「おっ、なっ、なんで…っ」
巧く言葉にできない。

「おー、金魚みたいじゃのう。
幸村はイタズラ好きな子猫ちゃんと言うとったが」
そんな仁王の言葉で菊丸ははっと気がついた。

「味覚…幸村、
そっかイップス…!」
インタビューを控えた幸村が
時間より早めに着いていて二人のやり取りを聴いていてもおかしくはない。
青学からも、大石と乾が乱入してきたように。

気付いたか、ど、仁王は少し驚く。
思っていたより鋭い。

「あいつも無茶をする。
どうせなら俺の味覚も奪ってくれて構わんかったんじゃが。
倒れる演技ぐらい出来るっつうに。
全く、お前さんのお蔭で酷い目に遭ったぜよ」
「俺のせいじゃないじゃん!
お前が俺なんかに化けるからだろー!」
「マトモにインタビューなんぞ受ける気はなかったからな」
「なら断ればいーじゃん!」
「そしたらお前さんは俺じゃないやつ相手に
相棒の話をべらべら披露したじゃろうが」
「…?」
菊丸はきょとんと目を丸くする。
言っている意味が良くわからなかった。

「ふふっ」
「どうしたんスか? 部長」
「いや。仁王にも可愛い所があるんだなって思ってね」
「? あの仁王先輩に、っスか?」
「ああそうだよ。」
くすくす笑う幸村を、切原は不思議そうに眺めた。





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久し振りのテニス小話で緊張気味。(何でだ)

仁王の喋り方が嘘くさくてすません。

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